NW774便

2009年11月29日(日曜日)晴れ 手術後250日目

本日から4日間、グアム旅行へ出かけます
下の写真はいつも「さくらの丘公園」から眺めていた
成田空港34L滑走路の南端 34L CATI表示を機内から撮影したものです

今晩の成田は何故か離着陸機が混雑していて
ノースウエストNW774便は定刻より45分程遅れて出発になりました
飛行機の旅は5年振り、海外旅行は何と13年振りです
チェックインが自宅のパソコンで出来るのには驚きました
チケットは昔の重々しい磁気テープの仕様では無くなり、
薄っぺらなスーパーのレシートの様
チェックインが終わり、第一ターミナル5Fにあるクレジットカード提供の
ラウンジにて休む事にしました、、、が、、これが予想に反して
ちょっとがっかりでした。子供が騒ぎ周り、団体のお兄さん達がビールを
飲みながら大声で喚き散らす様は唯の待合室といった感です
ここで買ったばかりのIpodをいじっている内に搭乗時間となり
入管を通りゲート24に行くと、何やら係りの人が慌てている様子
7時搭乗かと思いきや、何と7時出発、、やばい
大慌てでゲートチェックを受けると。。ここでノースウエストの方に
呼ばれて再度持ち物検査、何やらセンサーらしき器具でカバン中身
身体検査を念入りに検査されました。聞くとこれは、ランダムチェック
(抜き打ち検査)との事です。何も出発ぎりぎりの小生にしなくても
いいと思うのですが、、
そんなこんなで搭乗すると、出発が30分以上遅れるとのアナウンス
ノースウエストの機内は流石、アメリカンらしく省かれるものは省かれ
シンプルそのもの、客室アテンダントもみんなばらばらの服装で
航空業界のお家事情が伺う事が出来ました。
もっともこうした企業努力があってこそ、格安海外旅行が実現して
誰でも手軽に外国へ行ける様になっただから まあ良しとしましょう。
因みに28年前、僕が一人で欧州旅行した時には10日間で約100万円
の費用が掛かりました。(半分は銀行ローンにて返済)
もう一つ驚いたのは、アメリカ合衆国(グアム)への入国審査書類が
3枚もあり、機内で渡されるのですが、これが面倒くさかった
待ち時間中の機内から見た第一ターミナル北ウィングの様子です
周りはデルタ航空機、コンチネンタル、ユナイテッドの機体だらけ
7時50分いよいよ34Lから離陸です
離陸と共に、いつも飛行機を憧れの眼で見ていた成田の夜景が
実に綺麗に輝いています。決められた航路(STAR)の通り、阿見付近で
進路を東に変え、銚子上空から太平洋に向けて一路グアムへ、、、
機内サービスは機内誌が3冊、新聞雑誌、映画放映(全て英語)
そして夜食(軽食)アルコールドリンク(全て無料)


楽しみにしている機内食ですが、味はあまり期待していませんでしたが
やはりそうでした
でも3時間19分のフライトはあっという間で、パイロットのアナウンスで
12時過ぎにグアム空港への着陸態勢に入りました
上空から見るグアムは整然としたライティング、やはりアメリカを感じさせます
スコールの後なのか、道路が濡れているのが上空からでも良く判りました
ランディングは今まで経験した事が無い(といっても数回)
位衝撃のあるゴツンという乱暴なものでした
ぞろぞろと入国税関に向かいます。
これが又一人ひとりのチェックに時間が掛かり
結局、シェラトン到着したのは午前1時30分
それから、シャワーを浴びたりして寝たのが3時過ぎ
うーーん明日は大丈夫かなあ?

シェラトンホテルの吹き抜け部です。実に豪華!こんな贅沢をしていいのもか
普段貧乏暮らしをしているせいか、戸惑う事しきり、、、
明日はこのツアーのメインイベントである飛行機操縦です
早く寝なくっちゃ

勤労感謝の日

2009年11月23日(月曜日)晴れ 手術後244日目

初冬、勤労感謝の日 小春日和に恵まれました
昨晩はNHKドラマ「天地人」最終回に涙してしまいました
毎年、NHK大河ドラマを欠かさず視続けていますが
最終回に近づくこの時期、主人公が老いて死ぬ展開になります

子供の頃、義経や秀吉や赤穂浪士達が死んで行くシーンに
たまらない寂しさと「死」に対する恐怖を感じたものでした

ドラマでの直江兼続の最後は素晴らしかったです
僕もあの様な終焉を迎えたいものです


今日は、暖かいので作業中の小屋製作に取り掛かりました
下の写真が元の自転車置き場です
そして、本日やっと完成しました作業小屋です
ドアをワンバイフォー材を張り合わせて作りました
この手の部材は結構重いものですね、蝶番が果たしてこの重量に
耐えられるか心配でしたが、OKでした
シンプルな構造でなかなか見栄えもいいものです

来週から屋根と壁リフォームの職人さんが入るので
現場小屋として使ってもらいます

冬将軍

い11月18日(水曜日)晴れ 手術後239日目

昨日からの雨もカラりと上がって
西高東低、いよいよ冬将軍の到来です
那須連山を遥か望むと、雪雲が重く分水嶺に
のしかかってきています

本日は、那須の某教会にオルガン修理の仕事で
出掛けました

英国で取り壊した教会からの部材で作られた内部の調度品の数々
雰囲気は正にヨーロッパ教会そのもの
礼拝堂の祭壇左側に鎮座しているのが修理したオルガンです

観光客、見学客の方々を尻目に2時間かけて作業完了
どうです!この迫力あるステンドグラス
正に典型的な礼拝堂ですね
若い頃、僕がキリスト教へ引き寄せられたのは
エキゾチックな西洋文化への憧れからでした
絵画の中に描かれたイコンや聖母像に
極彩色の神の国を夢見たものです
そんな僕も53歳、
最近はお寺や神社の陰影の中に安らぎを感じる様になりました
鎮守の森のざわめき、道端の苔の生えた地蔵の笑みに懐かしさを覚えます
地の滴る、十字架上のイエスをシンボルとする、残虐と慈愛の混在する
西洋のキリスト教信仰にはどうやら体の芯の部分で馴染んでいないのでは、、
その事に気がつき始めた今日この頃です

七五三と仏式葬儀とお正月とお盆とクリスマス
更にはハロウィーンまでを祝う節操の無さ、大らかさ、、
文化人や宗教関係者達はその事に眉をひそめます
しかし、2000年前の聖書の時代にイエスが罪人達を集めて
信仰を説き、宗教者達を激怒させた型破りの「愛」の教えを
日本人の「和のこころ」の中に僕は感じています

ここ那須の街並みもクリスマスイルミネーションで華やいでいます
もうすぐクリスマス、お正月 楽しいなあ

美味いが 一番!

2009年11月15日(日曜日)晴れ 手術後236日目

小屋作りがなかなか進展しません、材料のあれが足りない、これが足りない
その都度ホームセンターに駆け込むのですが、これが要領の悪さ
素人とプロの大きな違いなのでしょうね
楽しみながらゆっくり作業は進んでいます

ワイフの誘いもあり、昼食は宇都宮の「茶寮 千年屋」に出掛けました
閑静な住宅地にひっそりと佇むレストラン
品のいい店構え、案の定 店内は100%女性客でした、、、、

殺傷を好まないベジタリアン?の僕は湯葉うどんを頂きました。

そして、デザートは抹茶パフェ
甘さを控えた上品な味
小さな本物の薔薇が飾り付けしてあります
美味しいものには女性は敏感ですね
オヤジ達は美しいもの、美味しいものには本当に鈍感になりつつあります
負けるもんか、、池波正太郎さんの拘りを僕も追及したくなります

「 美味い!が一番 」

成田 東横イン 

2009年11月11日(水曜日)雨  手術後232日目

成田に出張中です  朝から大雨
常宿の東横イン成田は何故か閑散としています
空港の周辺も交通量が少なめ、昨今の不景気を反映しているのでしょうか
日本航空の経営が困窮、空港のハブ化問題等々、
日本の繁栄の象徴である航空業界
どうなって行くのでしょうか、、、

東横イン宿泊時、いつも楽しみなのはホテル内誌「たのやく」
色々な雑誌の転載記事を寄せ集めなのですが、内容が詰まっていて
楽しめます。特に健康関連の記事はヨガやエクササイズのノウハウが
解説してあり、ハマってしまいます

もう一つこのホテルで気に入っているのは、他のビジネスホテルにつきものの
アダルトビデオCHが無く、その替わりに無料映画CHがある事です
本日は「チェンジング」の上映、シリアスなストーリーに見入ってしまいました

部屋はスイートルームの広さで朝食、夕食付
更に会員感謝サービス料金でなんと4千円代!
そして成田空港が丸見え!

航空ファンにはたまりません

11月10日(火曜日)晴れ後くもり 手術後231日目

昨日、ガラス板をジョイフル本田にて購入、
小屋の窓枠に取り付けました


 
ローラ・インガルスの大草原の小さな家の中に
父さんが窓ガラスを取り付けた話があります
窓によって家の中が別世界の様に明るく変わり
家族が大喜びする様子を思い出しました

窓一つでこうもイメージが変わるものですね

丁度一年前の11月10日、僕は癌の告知を受けました。
先が見えない暗闇の中に落ちて行く不安、孤独感
そんな中で友人に教わったオマジナイ がありました

    「主よ感謝します」

明け方の暗い道を歩きながら、この言葉を唱え続けました


「常に喜べ、絶えず祈れ、すべてのこと感謝せよ」
という言葉が聖書にはあります
ふざけるな!癌になった事を喜び感謝できる訳無いだろう
そう思うのが当然です。しかし、騙されたと思いつつも
「感謝します、癌になった事にも感謝し、喜びます」
繰り返し唱えると、不思議と平安が訪れました
心に一条の光が差し込むのを感じました

神や仏を信じる信じないは別として、物事の解決は以外と単純で
直ぐ目の前にぶらさがっているのかもしれません

窓枠は全て木工自作です。アルミサッシに比べて耐久性が心配ですが、
何とも昔風のいい雰囲気に仕上がりました
誰も誉めてくれませんので またまた 自画自賛、、、、、

窓から差し込む秋の夕日を楽しんでいます

冬支度2

2009年 11月8日(日曜日)晴れ 手術後229日目

昨晩、ワイフの弟が東京からスクーターに乗ってやって来ました
彼は、陸上自衛隊、某隊の中隊長の要職にあり、筋金入りの将校です
会う度に日々の鍛錬、食事、ライフスタイルに関して教わる事が多々あります

一晩飲み明かし、今日は矢板でのマラソン大会へと発って行きました
「サムライ」の雰囲気を醸し出している彼の生き方は清々しいです
徴兵制を復活させ、若者を軍隊で鍛える事はそんな悪い事では無いのでは、、、

天気も良く穏やかな初冬の日曜日
作りかけていた作業小屋製作を再開 トタン(ガルバリウム)波板を貼り付けた壁、
トタン小屋というと貧弱な感じを受けますが、何とかデザインを工夫して
トタンの持ち味を引き出そうと試みました。トタンの切断部をガルバリウム材で
縁取ってみました  窓は木枠にガラス板をはめ込んでみようと思います
窓枠が完成した処で、本日は終了
明日ガラス板を買って来よう、、 今日はワイフの誕生日、息子達から次々とプレゼントが届きました
写真は次男からのプレゼント「ドーナツ枕」これがなかなかスグレモノで
試しているその場でワイフは爆睡してしまいました
ハッピーバースデー

冬支度

2009年 11月1日(日曜日)晴れ後雨 手術後222日目


いよいよ11月、冬支度という言葉が似合う時節
今日は朝早くから町内会の草刈清掃です

僕の住む新興分譲地は団地内の道路の殆どが私道の為、
その管理は自治会が行っています
道路舗装、補修、外灯、更にはゴミ置き場、団地内のインフラの
殆どが町内会費で賄われているのです
国や市に頼らなくても町内会の力で出来る事は沢山あります
権利意識ばかり肥大して「要求、行政依存」をヒステリックに
喚き散らすのはそろそろ辞めにしないと、、


ケネディー大統領の演説 「国が国民に何をしてくれるのか、ではなくて
国民が国に何が出来るのか」 今の日本国民に欠けているセンスでは
無いのでしょうか

夜、ワイフが参加しているゴスペルクワイヤーのコンサートを
聞きに 「今市キリスト教会」に出掛けました。
この時期、ゴスペルのイベントがあちらこちらで催されます
もう直ぐクリスマス、、、、



クワイヤーのメンバーは教会の牧師を除いて全員女性
こういう事に参加し、素直に楽しんでいる彼女達が羨ましい!

それに較べて
居酒屋で愚痴と深酒、煙草、パチンコ、カラオケ、、、オヤジ達は
冴えないなあ、、、

僕の奥さんも楽しそう!会場は大盛り上がりでした
指導して下さった林美貞さん有難うございました。
次回は僕も参加ぁ?、、、、あれ? 

一年まえ

2009年 10月31日(土曜日)晴れ 手術後221日目

朝晩の冷え込みを感じながら
昨年の事を思い出しています

丁度一年前、前立腺癌の針生検(体内に針を刺して細胞を摂取する検査)
を受けました。20本の針を打ち込まれた痛さと、その後3ヶ月続いた
血尿、、、、不安と苛立ち、、、

癌摘出手術を受け経過観察中の現在ですが
主治医のドクターKからは「問題なし」とのお墨付きを頂きました。
しかし、日本の最高医療にて前立腺癌を取り除いた
あの天皇陛下でさえも、数年後に再発した事を思うと
油断は大敵! 食事、運動、枇杷温灸、
自分で出来る事は可能な限りやってみます
ここ数日の冷え込で我が家の「猫の額農園」の茄子たちもすっかり
しおれて元気が無くなりました。次々と野菜達が姿を消して行く中、
唯一、元気良く茂っているのはスティックブロッコリー。
青々している茎を妻が上手にボイルしてサラダにしてくれました
元気よく育った茎は甘く柔らかく、ホワイトアスパラの様な味がしました

自然からの、土からの、太陽と水と風からのおくりもの

ありがとう 僕は今日も元気です