世界食料デー

9月23日(水曜日)曇り 手術後183日目

世の中は連休最終日との事らしいのですが、
僕は今日も仕事です
大田原市で開催されました
世界食料デーのイベント音響の仕事でした
上は会場内に展示されていたインドの少年の絵です
飢餓で苦しむのは真っ先に子供達
そして、栄養不足で死んで行くのも子供達、
今、世界では3秒に一人の割合で飢餓により子供達が
死んで行くというショッキングな現実を知らされました

オープニングはゴスペルクワイヤーによるコンサート
近年、ゴスペルブームという事で良くこの様なグループを見掛けるのですが、
ママさん合唱団とはやや趣が異なり元気一杯の躍動感が感じられる
ゴスペルコーラスは聞いていても楽しいものです

ホール内では入念なリハーサル
プロミュージシャン「堀田&関ユニット」の心地良い音が響き渡ります

これがドラマー関さんの今回のパーカッションセット
オーバーヘッドからコンデンサーマイクで拾って
カホンホールをゼンハイザー「クジラ」で狙いました
関さんにも気に入って頂けた様です
こちらが堀田さんのセット
ギルドのフルアコがなかな渋いトーンを出していました
会場は180席多目的ホール
残響が殆ど無いのでリバーブをやや強めに掛けてみました
フロントスピーカーは持ち込みヤマハのコンサートクラブと
常備のラムザ2発、ラムザはとても高品質な音が出るのですが、
常設アンプ・イコライザーとのチューニングが悪くS/Nが低下しています
音楽にはコンサートクラブ・トークにはラムザと使い分けました
いよいよ本番
アフリカの飢餓で苦しむ子供達の画像・ナレーションと共に
音楽が盛り上がって行きます
大変感動的な演出で、特にエチオピアで飢餓に苦しむ子供達が
石ころを拾って食べているシーンと飢えて痙攣を起こしながら死んで行く子供の
映像には涙が出てしまいました
日本は恵まれ過ぎている!
5000万トン以上の食物を輸入しているのですが、
その内2500万トンは捨てているとの報告に愕然としました
捨てている食物でどれだけの子供の命が救えるのか
食べ物を粗末にした国は滅びる・・過去の歴史が証明しいているそうです
「奢る平家は久しからずや」日本の醜い現状です
休憩時間には大田原竹細工アーティスト八木澤さんの
デモンストレーションもあり
実に内容に富んだ、そして心に沁み入るイベントでした
この様なイベントの音響を担当出来て感謝な一日でした