お花見ご膳




2009年 4月2日
TVでは関東各地での桜満開の様子を伝えている

残念ながら病棟からは桜の花は見えない

今年のお花見は諦めるしかないか・・・と思っていた矢先

病院の夕食に写真の様な粋な計らいがあった

「お花見ご膳」に桜の花が添えてあった

入院している県立癌センターではこの他に病棟内に

緩和医療相談室・リンパ浮腫相談室・情報図書室等が備わり

患者への思いやりが感じられる

看護士さん達の立ち振る舞い・言葉使いの端にも優しさが充ちた「いい病院」だと思う

食膳に添えられた桜の蕾を病室の小皿の水に浸した処、

  翌日 かわいらしいピンクの蕾が開いた
      

抜けた!


4月2日 

ドクターKから朝の回診時に 本日フォーリーカテーテルを抜くとの

朗報を頂く それは朝食後9時に小倉優子似の看護師さんにより

施された。「力を抜いて息をゆっくり吐いて下さい じゃー抜きまーす」

「スポーン」(勿論音は出ていない)という感覚で多少の痛みはあった

ものの簡単に管は外れた  外れた途端に「ジャジャ漏れする」という

イメージがあったのだが、以外と尿は漏れて来ない 尿モレパッドを

装着してベッドに腰掛けて 会陰部に圧が掛かった途端 尿が漏れる

感覚があり、やはりかなりの尿が漏れ出していた。

昼間、尿漏れの多少に関わらず2時間おきにパッドを交換。
「尿意があって自分で排尿する始めてのオシッコ」が出た際にコップに採取する様
言われたのだが、なかなかその状態にならない

夕方17時頃始めて、自分の力 自分のコントロール下にて排尿する約300cc

看護士さんの話ではこの量ならば問題無いとの事 、その後夜中に尿意を覚えて4回トイレに行く

パッドへの漏れは殆ど無い 


復活


4月1日

血圧を上げる為のプレドパ剤投与量が更に少なくなる

食欲も完全復活して 起き上がって 病室周辺を散歩する

自分では元気なつもりでいても、数週しただけで疲労が激しい

案の定、その後の血圧は下がってしまった 看護士さんから

「絶対無理はしない様に」とお叱りを頂く  結果プレドパ注入

は継続 経過観察となる

ドレーン管


3月31日

昨日今日と嬉しいニュースがあった

抗生剤の点滴を中止、水分点滴本数を減らす

更に、ドレーン管を抜くとの事!

相変らずお腹から突き出たドレーン管からはどす黒い血液が

ドレーンタンクの微小減圧機構にゆっくりと流れ出ている

(通常、前立腺全摘手術の場合 黄色いリンパ液と血液が

半々との事) こんなんで大丈夫なのだろうか?

夕方、ドクターKによりいとも簡単にドレーン管は撤去される

管があった「穴」はガーゼを押し付けただけで 2~3日で

塞がるとの事 意外と人間の体は丈夫だ!

残すチューブは水分点滴とフォーリーカテーテル(膀胱から直接排尿する管)のみになる

好転


3月29日~30日

輸血後、血圧・貧血の状態が徐々に好転しし始める

(91-42 > 107-58 > 115-61) 食欲も完食出来るまでに回復する

プレドパ剤の注入量を減らして血圧を観察するとの事

夜中なのに駆けつけて下さったドクターK先生本当にありがとうござい

ました。 そしてこの数日間、一時間毎に色々な処置をして下さっ

た看護師の皆様 貴方達は本当に白衣の天使です

貴女方の笑顔に幾度と無く救われました

こうして危機的状況は何とか乗り越える事が出来た
仙台から両親がお見舞いに来てくれる
想像以上に元気な姿を見て安心して帰る
ご両親様 いつまでも親不孝な息子で 申し訳ございません

輸血決断




3月27日~3月28日


以前同じ状態(発熱38度・低血圧78-40>79-40・貧血)が続く


血圧を上げる為のプレドパ剤の投薬も開始されている


ドクターも僕の意思を尊重して輸血をしない方向で


治療して下さって来たのだが、長期間の低血圧状態は


様々な合併症のリスクを高める との判断で輸血を同意する


最小限の輸血400ccを輸血開始!
想像したよりも綺麗な紅の鮮血が体内に注入される