朝の祈り

2010年4月28日(水曜日)大雨 手術後400日目


昨日から銚子方面に出張しています
片道4時間半の運転は53歳の老体にはかなり応えます
くたくたになって成田の常宿に辿りつきました

部屋のソファーにもたれ
いつもの様に熱いカプチーノを啜り
エアバンドレシーバーのSWをONにして
16Lにファイナルアプローチしてくるランディングライトを
眺めているうち、、、いつしか眠ってしまいました

朝起きると春の嵐です、
ベッド脇に控えめに置かれたギデオンの聖書をめくってみました

あなたが祈るときは、奥まった自分の部屋に入って戸を閉め、
隠れたところにおられるあなたの父に祈りなさい。
そうすれば、隠れたことを見ておられるあなたの父が報いてくださる。

                         新約聖書 マタイ 6章:5-6




牧師との意見の不一致があり、もう1年以上教会から遠ざかっています
その間、癌の発病や子供の就職の問題等、、、僕の平凡な人生ですが
それなりの起伏がありました、、それなりに苦しみました、、
その時その時、不安と先の見えない恐れの中で
「祈る」事だけが自身を保つ唯一の方法でした

「祈り」という行為は馬鹿らしく、女々しい様にみえるかも知れません

しかし、自分自身に「真摯に向き合う事」はかなり勇気が要るのも事実です
自分の弱さと汚さを認め、許しを請い、哀れみを求める、、、 祈りの時
僕にとって必要不可欠の時間です


外は春の嵐、大雨 ですが

心穏やかな朝を迎えています
  

紫陽花

4月24日(土曜日)晴れ 手術後396日目

朝から晴れ渡った爽やかな土曜日、
小山市文化センターでPA(音響)の仕事です
声楽家であり、紫陽花博士でもある藤川さんの
コンサートのお手伝いさせて頂きました

琴奏者の吉川さんの伴奏で
「 さとうきび畑 」でコンサートは始まり、
合唱団やビオラを交えた演出で盛り上がっていきます

一音一音を大切にしたアレンジと
栃木訛りの絶妙なトークに
いつしか仕事を忘れて引き込まれてしまいました

いつもは超低音デジタルサンプリング音の渦の中、
コンサート終了後は耳鳴りが持続する様なヘビーなPAを担当
しているのですが、 大音響には、、、ちと疲れました

食事や着る物と同様、音楽の嗜好も歳と共に
薄味・少食 ? 傾向なになっているのかなあ

アンコール曲の名曲 「 春の海 」の尺八演奏には
「 うーーーーん 」 と唸ってしまった
間もなく54歳の私です


藤川さんからおみやげに頂いた
可憐なクリーム色の紫陽花

桜が散ってしまって
目に映る風景が、やや寂しかったのですが、、、
華が咲きました

小さな幸せをありがとう